2012.12.23 〜通夜〜

木曜日、祖父が入院した、とメールがくる。
昨日の朝、急変したので大きい病院へ移送する。最悪の可能性を覚悟せよ、とメールがくる。
その3時間後、訃報が届く。

その後、秋葉原へ買い物ついでに飛行機のチケットを購入し、準備。今日に備える。
急いだら死に目に会えるかもとかだったら昨日のうちに移動したかもしれないけど、もう手遅れだし。
向こうはバタバタしてるはずだから、急いで駆けつけるのも邪魔だろう、と。
そして本日。
朝飯を食ったら羽田空港へ。
前回の反省を生かし、30分ほど余裕を持って到着。
適当にお土産を買って、いざ熊本。
今まで熊本へ帰った時は、飛行機にしろ新幹線にしろバスにしろ、迎えがあった。
今回はそれどころじゃないので、空港からバスと電車とタクシーを乗り継いで、斎場へ向かう。
いやぁ。やっぱり田舎というべきか、意外と都会というべきか。
駅前だとWiMAXとか入るのね。
電車も一時間に4本くらいきてるっぽいし。

15時30分頃に、斎場へ到着。
控え室でばあちゃんに会ったけど、かなり危ない状態だ、と感じた。
5年近く前に父方のじいちゃんが亡くなった時、ばあちゃんは既にボケてた。
ボケてて、辛うじて葬式をやってるという事までは理解できても、誰の葬式なのかは理解してなかった。
つまり夫が死んで悲しむという事はなかったわけだ。
けど、こっちの母方のばあちゃんはボケておらず、意識ははっきりしてる、はず。
なので全て理解していて…
悲しみようが凄い。
正直、じいちゃんが死んだ事よりも、ばあちゃんが悲しんでる事にショックというか。

そして通夜。ただの儀式で特筆するようなことはない。
その後は通夜振る舞い。
ばあちゃんとその周辺だけは悲しみの空気をまだ纏ってる。
でも他の人たち普通に騒いでる。
この辺は、父方の時と同じだね。
老人が病死しても、動揺するのは近しい人のみだろう。
僕も驚いたしショックは受けたけど、深く悲しんで物事に手が付かないなんて事はない。
ということで、久々に会う親戚と歓談。
久々ってのも色々あるけど。
三年ぶりという人から、十数年ぶりでなんとか顔を覚えてる人から、ガキの頃に会ったらしいという人まで。
あと、初めて会う親戚−じいちゃんの兄弟の子供とかその子供とか−に話しかけられてもどう答えればいいのか。

じいちゃんの家はすぐ近く(徒歩30分くらい?)だけど、今晩は斎場に泊まる。
父方の時はどうしたんだっけな?
ばあちゃんの時は、近くの親戚の家で飲んだ、と日記が残ってる。
じいちゃんの時はどうしたんだろ?家から一時間くらいしか離れてないから帰ったのかな?

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