2007.11.04 〜失神〜

今日はお待ちかねのNITRO SUPER SONIC 2007
経費削減の為に夜行バスで東京に行き、朝8時過ぎに到着。
11時ごろに東京在住の友達と合流し、カラオケで暇を潰す。
会場に到着し、頭の悪すぎる入場整理にイライラしつつもほぼ定刻通りにライヴスタート。
ライヴの内容とかは他のレビューサイトなりに任せるとして。

約3時間の楽しい時間がそろそろ終わろうかというラストから二曲目。
“機神咆哮デモンベイン”。
この曲はいつも盛り上がる。
僕のテンションもとっくにマックスに達してて、サイリウム振りながらジャンプとかして。
# あ、キモいとかいう意見は却下ね。
これがまずかった。
昼飯を食うタイミングを逸して、9時前に食べた豚丼が最後の食事で。
前奏でジャンプし終わった後、急激に腹が減ってることを意識し始める。
ライヴの途中でトイレにはいけないので、水分の摂取も控えめにしてた。
喉が渇いたと思ってたのはライヴ開始一時間程度からずっと。
加えて、夜行バスによる睡眠不足。
なんかやべぇ。
“機神咆哮デモンベイン”の時、及びその次の新曲の時はまだ急激に腹が減っただけだった。
一度終了して、『アンコール』コールの時は叫ぶ元気が無くて手を叩いてるだけだった。
アンコールが始まって、“STILL”の時は気分が悪かった。嫌な汗をかいてる。
曲が終わると同時にその場にしゃがみ込む。
次の曲が始まると立ち上がるつもりだったけど、“When the end”が始まっても立ち上がれない。
っていうかますます気分が悪くなって、やばい。
めっちゃ水飲みたい。けど飲み物はコインロッカーの中。
その場に倒れ込みたいけど、人が沢山いて無理。それ以外の事情でも無理。
とりあえずホールの外に出ようと思うんだけど、一歩すら歩けない。
その前に立ち上がれない。
歌が終わったら周りの人から「大丈夫か?」と話しかけられたが、まともな返事が果たして出来てたのか。
誰かに抱えられてどこかへ引っ張られた辺りで一度記憶が途切れる。
おそらくその直後だと思うけど、何かを話しかけられた後?今度は二人に抱えられてまた引っ張られる。
夢を見る。
ライヴを見てる夢だった。
夢の中でそれが夢だと気付いたあと、意識が戻る。
ここは何処で今は何時だ。自分が何者なのかは流石に疑問に思わなかった。
目を開けても辺りは真っ暗で、まだライヴ会場の中にいるかと思ったけど、何か変だ。
暗いというより黒い。目の前に手をかざしてみるが、ぼんやりと輪郭が見えるだけ。
指の数は数えられない。
視界が一面QRコードのフィルターに掛けられたようなイメージで。
座らされた状態だったけど、どうやら広いようなのでその場で横になる。
朦朧とした意識の中で、状況をなんとなく理解していく。
どうやらライヴ会場の扉の外に連れ出されたようだ。
扉越しに誰かが歌ってる声が聞こえる。まだ時間は全然経ってないようだ。
視界はまだ黒いままだが、さっきより若干マシなった。指の数は相変わらず判らないが。
起き上がり、視界が判然としないもう一つの理由に気付く。
辺りを見渡すと眼鏡が落ちてた。
あとサイリウムと、何故か左足の靴が脱げてて転がってる。
スタッフと思われる方から、水とタオルを受け取る。
その場で暫く呆としてると、アンコールも終わったらしく、人が出てくる。
変な所で座り込んでていい晒し者だが、例え普段の状態でもこの手の事は気にならない。
携帯の電源を入れてみれば同行者から電話が掛かってきたので、立ち上がって合流。
寝起きみたいな感じでまだ万全じゃないけど、多分大丈夫だろう。
その後、遅めの晩飯を食って、駅で解散して、バス乗り場へ。
バスの時間まで二時間弱、座って本を読んでるうちに完全に快復したようだ。

いやぁ、24年間生きてきて、初めて失神というものを経験した。
おかげで長年の疑問の一つが解消された。
失神した状態でも夢を見るんだな、と。
しかしアレは夢を見てたんじゃなくて何も考えられないレベルまで意識が朦朧してただけかも。
夢の内容がライヴだしなぁ。

倒れてた僕を外に連れ出してくれた人、ありがとう。とこの場で述べさせていただく。
状況から考えて最初のはオーディエンスの一人、次のがスタッフかな?
スタッフの方々にも迷惑をおかけしました。と。

前の日の日記へ    次の日の日記へ