2003.03.23 〜自分探しの旅1〜

今日から帰省するつもりだった。
プランはこうだ。
まず、チケットセンターで手に入れた残り一回の青春18きっぷで東京まで行く。
東京から神戸までは夜行バスを学割で利用する。
ところが、函館から東京まで行くプランを再確認したところ、穴が見つかった。
これではいけない。
ということで、予定変更。
函館の駅で青春18きっぷを買って、二枚使って函館から神戸まで。
チケットセンターで買った18切符は無駄に…
ということで、出発は10時過ぎを予定。
と、深夜0時ごろ、またもや予定が変わった。
深夜(3時発)のフェリーで青森港まで行き、そこから18きっぷで東京まで行ってバス。
これがいけるということ判明。
それ採用。
友達に電話をして、フェリー乗り場までの運転手を探す。
一人目…ただいま帰省中。
二人目…三人目に頼ってくれ。
三人目…20回以上コールしても出ない。
留守電に切り替わることすらない、不思議だ。
結局、二人めの人の頼む事に。
で、大急ぎで準備。
翌朝出発の予定が、今すぐ出発に切り替わってしまった。
で、友達が来て割とすぐに出発。
行きは僕が運転。
え〜と、フェリー乗り場の位置は…
駄目だ、焦って地図が上手く読めない。
それでも頑張って読んで、出発。
とある交差点、左に方向指示器を出しながら、交差点に入った瞬間間違いに気付いていきなり右折。
ところが、数メートル進んだらやっぱり左であってた事に気付き、Uターン。
相当テンパってるな…
そのあとは無事フェリー乗り場に到着。
フェリーのチケットは無事入手でき、あとは出航を待つのみ。
友達に、家の冷蔵庫の中にある賞味期限ギリギリの食材を託す。
本当は持ってくるつもりだったのだが、焦って準備したために忘れてた。

で、3時過ぎ、フェリー出発。
雑魚寝部屋は基本的に電気は消え暗いんだが、廊下の明かりが漏れてる。
真昼に遮光カーテンを閉めてるくらいの明るさ、といったところか。
今までもこの時間帯には寝付けなかったのだ、その上明るい、硬い絨毯、と条件が重なれば、眠れる気配すら感じない。
うろうろうろうろフェリー内を徘徊する。
基本的に電気が消えてない場所を徘徊していたのだが、電気のついてるところで寝ている人が、何処かへ避難していきました。
安眠妨げてごめんなさい、と。
ものすごく無駄に時間を浪費していたら、ようやく青森到着。
3時間半何してたんだか…

青森港を出て、ある面白い事に気付く。
青春18きっぷ家に忘れた。
いや、本気で面白い。
神は我に試練(ネタ)を与え給うた。
方法としては、もう一度函館に戻る。
青春18きっぷを改めて購入する。
妖精さんに家にある18きっぷを届けてもらう、の三通りくらいなもんか?
とりあえず、18切符を改めて購入するのが一番効率的かな…
ところが財布の中には8670円。
18きっぷは11500円。
財布の中には郵便貯金とみちのく銀行のキャッシュカード。
朝の6時半に郵便局が開いてるわけが無い。
みちのく銀行の口座には数百円しか入ってないはずだ。
さぁ、どうする?
とりあえずは歩く、青森市街方面へ。
車用の看板を参考にしてそちらへ歩くのだが、5キロ先なのか10キロ先なのか50キロ先なのか…
ともかく歩く。
途中、コンビニで地図を見て、3キロほど先ということが判明。
ふむ…
とりあえず、市街地へ行けば郵便貯金を下ろせる何かが存在するかもしれない。

橋の上から青森駅が見えた。
うむ、すぐそこだ。
ところが、橋を進めば進むほど、青森駅は遠ざかって行く。
橋が完全に駅をまたいでるんだよ…
展望台みたいになってて降りれそうなところはあったが、早朝なのでまだ解放されてなかったり。
やっとの思いで橋から降りる事に成功し、駅へ向かう。
橋の上、そして地上から周りを見渡しても、有名無名な消費者金融の看板ばかり。
金の下ろせるコンビニが欲しいんだが…
金を下ろすんじゃなくて、借りろとでも言いたいのか?
と、ローソン発見。
一応、みちのく銀行の残高を照会してみると、3000円残ってた。
財布の金と合わせて11670円、ギリギリで18きっぷを買えます。
なんだ、このギリギリ加減は。
必然としか思えない偶然だな…
で、きっぷ購入。
残金170円、とても今から神戸へ向けて旅立とうとしている男の財布の中身では無い。
結構時間もギリギリで、慌てて構内へ。
このギリギリ具合も誰かが企んでるとすら思える…
で、まずは八戸へ。
なんだか、扉の開閉が自動じゃない事に非常に驚く。
そして、駅と駅との間隔もそうだが、駅の停留時間も無性に長い。
必要性は?
無人駅とかたくさんあるし…
神戸がいかに都会であるかということを思い知らされたよ…
ともかく、八戸に到着。
八戸から先に進むには、別のきっぷが必要だということが判明し、残金170円ではどうしようもない。
時間はある程度余裕あるので、八戸で下りて郵便局を探す。
駅前にある案内板によると、ここから3駅ほど離れたところにあるようだが…
18きっぷは基本的に乗り放題なので、時間があればそこへ行く。
しかし今は時間が無い。
ついでに超空腹。
船の中でお菓子のようなものを食べて以来、しばらく何も食べてないわけで。
コンビニで100円で買える一番効率よさそうなパンを選んで、ついでに郵便局に着いて聞くと、すぐ近くにあるっぽい。
ちなみに、この時点で財布の中には65円のみ。
大きな建物の一部にあるため、案内板には表記されてなかったのか…
で、ようやく金を入手し、一関へ。
この辺りで少々眠る。
昼間になって腹も膨れ、ようやく眠気が来た。
で、ふと目を醒ますと周りには人がたくさん。
僕は荷物がたくさん合ったので二人分の席を占領してたのだが…
慌てて、横においてあった荷物を膝に上げ、もう一人分の席を作ると放送が。
「まもなく終点 盛岡」とのこと。
なるほど、終点が近づいたから目を醒ましたのか…
次、子牛田へ、そして仙台へ。
仙台では少々時間がある。
今晩の宿の確保でもしましょうか。
関東には友人が四人いるが…
まずは、RyuTK君へ電話。
残念、現在帰省中との事。
次、中学時代の親友、M下君へ。
OKっぽい。
彼は東京の町田に住んでいる。

そのあとは滞りなく、福島、黒磯へ到着。
ここで、かなり暇ができる。
さらに、なんかの事故があって電車がなかなか来ないとか。
暇だったので駅の内外を探索。
なんか、宇都宮の近所らしい。
ふむ…Ryu君やRusty君の家に近いな…
明日の東京観光のことを考えれば、こっちのほうが都合がいいかもしれない。
Rusty君に電話をかけてみるが、出ない。
と、タイミングよくRyu君からメールが来る。
どうやら、今家に戻ったらしいので、すぐさま電話をかけ、泊まれる事に。
M下君にはキャンセルの電話を入れ、あとは電車が動くのを待つのみ…
なんか、周りの人たちは相当いらついてる…
大声で文句を言い出す人や、大きな舌打ちをする人や。
で、ようやく電車が到着。
ああ、なんかこの長い編成、自動で開閉する扉、線路と平行に配置された椅子……
妙に懐かしい。
都会が近づいてきてるって感じだ。

で、Ryu邸最寄の岡本駅に到着し、Ryu君の迎えを待つ。
驚いた事に、キャンピングカーできてくれました…
その後、晩飯をご馳走になり、風呂を借り…
チャットにてRustyと遭遇すると、兄貴のenuさんともどもRyu邸へ…
臨時オフ会。

そんなこんだで、世も更けてゆく……