2002.05.14 〜香り〜

以前、学校から家まで一回もこがずに帰って来る、という実験を行ったことがある。
学校はわりかし山の中にあり、ずっと坂道である。
学校の駐輪場を出てから家の駐車場まで、自転車に乗ってあとは地球の重力に任せて。
向かってくる人と、信号で、二回ほどやばかったが、なんと家までたどり着けた。
と、言うほどの坂なのである。
朝、学校へ。
その坂道を登る。
前方からどこかで嗅いだことのある臭いが…
臭い……
思い出した、これは汲み取り式便所のアレだ。
どこかにポンプ車が居るに違いない。
かなり最悪なことに、向かい風。
つまり、風上は前方、要するに、前方でポンプ車が作業してる。
そのポンプ者を追い越すまで臭い続ける…と。
最悪です。
とりあえず、口呼吸100パーセントで。
そのまま進む…
見えた、アレだ。
それが見えたあたりから息を止める。
そのまま追い越す。
ぐはぁ、はぁ、はぁ、はぁ……
上り坂で息止めるのはかなりきついです…
チクショウ、なんて田舎なんだ…
汲み取り式便所なんて、神戸には存在しなかったぞ。(少なくとも僕の住んでたあたりは

この作業員の給料って高そうだけど、絶対やりたくないな。